クラウドとIT開発/運用の学習
DX検定攻略 Part12【学習用】「クラウドとIT開発/運用」動画公開の動画を追加しました。
本日も、DX検定試験の攻略をはじめましょう!
ここでは、最新2023年版公式シラバスに掲載されている用語を1つづ解説していきます。(音声で読み上げますので、繰り返し、聞き流しでもご利用ください。)技術領域の「クラウドとIT開発/運用」のワード(IT用語、バズワード)を解説します。また、こちらの動画で学習できましたら、確認動画も合わせてご視聴ください。この動画にある24ワードを学習とは異なる順番で、5秒間の時間をおきながら、流しますので、5秒以内で、説明ができるか学習の状況確認でご利用ください。
収録しているワード(IT用語、DX用語、バズワード)は、下記になります。
・シンクライアント
仮想デスクトップ環境下での利用に特化した、サーバー側で集中管理する仕組みのこと。クライアント端末からは、HDDや、SSDなど、大容量の記憶媒体を取り除き、アプリケーションのインストールも行わない状態で使用できる。アプリケーションの実行や、データ保持などは、すべて、サーバー側で行う。
・コンテナ型仮想化
仮想化技術の1つ。アプリケーション環境を「コンテナ」という独立空間で構築する技術のこと。ホストOSにインストールされた「コンテナエンジン」によって、運用・管理される。コンテナ型は、OSは限られるが、システム資源の負担は小さく、可搬性は高いというメリットがある。
・サーバーレス・アーキテクチャ
IaaSや、PaaSなどのクラウドの利用形態の一つ。FaaS(Function-As-A-Service)と呼ばれている。クラウド上にプログラムを定義するだけで、インターネットを通じて、実行できるサービス。例)AWS Lambda。AWS提供のFaaSサービス。利用者は、プログラムコードをLambdaに設定するだけで、プログラムを実行可能。
・分散型クラウド
サーバーの設置拠点を複数箇所に分散させるクラウド環境構築方式の一つです。各拠点は小型のデータセンターとして機能しており、クラウドコンピューティング、ストレージ、ネットワーキング機能を持つ。低遅延・パフォーマンスの向上、ネットワーク障害リスクの軽減、運用負荷軽減・ガバナンス向上など。「IBM Cloud Satellite」「AWS Local Zones」。
・SaaS
Software as a Serviceの略。クラウドにあるソフトウェアを利用できるサービス。従来のソフトウェアは、DVDなどパッケージで販売、PCにインストールし利用していたが、SaaSは、クラウドサービス事業者が、ソフトウェアを稼働し、ユーザはインターネット経由で利用できる。
・オンプレクラウド
オンプレミス環境にありながら、パブリッククラウドと同等の使い勝手を提供するサービス。PCサーバーに、ユーザが必要なソフトウエアをインストールし、ユーザーのデータセンターに配置した上で、運用や保守まで実施するサービス。Amazon「AWS Outposts」、Microsoft「Azure Stack」。2021年10月に「Google Distributed Cloud」を発表。
・Kubernetes
Googleが開発したコンテナ運用管理を支援する、オープンソースソフトウェアのこと。「k8s(ケーエイツ)」とも呼ばれる。コンテナを Pod と呼ばれる単位で複数のノードに配布して実行管理する。コンテナに不具合が発生し、サービスがダウンした場合は、状態を察知し、元のスペックの状態となるように、自動的に再起動する。
・DockerHub
コンテナイメージを集めたライブラリ、レポジトリサービスのこと。10万を超える、ベンダーやコミュニティが、開発者
向けに、コンテナイメージを提供している。サブスクにて、プライベートレポジトリとして利用可能。しかし、Docker Hub内には、マルウェアなど悪意のある有害なイメージが存在しており問題になっている。
・OSS
Open Source Softwareの略。ソースコードが公開されており、無償で誰でも自由に改変、再配布が可能なソフトウェアのこと。基本的に自由に使えるためソースコードを見て仕組みを学習することができ、一部を修正し、改良したソフトウェアの開発が可能。利用する上での著作権表示や、ライセンスの種類により、制限があるものもある。
・マイクロサービス
Open Source Softwareの略。個別に開発された小さなサービスを組み合わせ、1つのサービスを提供するサービス指向アーキテクチャのこと。小さなサービスに分割することで、アプリケーションの理解、開発、テストが、簡単に行え、モジュラリティを高め、継続的デリバリーとデプロイが可能になる。Amazon、NetFlix、LINE、クックパッド、Gunosyなど。
・アジャイル開発
「設計」「実装」「デプロイ」を短期間に繰り返し、トライアルアンドエラーで、迅速に開発する開発手法。「早期開発」、「仕様変化への柔軟な対応」など。「エクストリーム・プログラミング」「スクラム」「ユーザー機能駆動開発」「リーンソフトウェア開発」「適応型ソフトウェア開発」などがある。
・DevOps
Development and Operationsの略。開発担当と、運用担当が緊密に連携して、柔軟かつスピーディーに、システム開発を行う開発手法のこと。チーム間の溝が深まる「サイロ化」が発生せず、開発が進められ、エンジニアは、開発からテスト、オペレーションに至るアプリケーションのライフサイクル全体にわたって作業するため幅広くスキルを磨くことができる。
・スクラム
世界で最も採用されているアジャイルフレームワーク。チームのコラボレーションと、インパクトの大きな仕事の達成を、サポートしている。・価値観、役割、そしてガイドラインの設計図が提示され、チームが反復と、継続的な改善に集中できる。
・GitHub Copilot
プログラマーが書きたいコードを、AI(人工知能)が、推測して、自動的に補完してくれるサービスのこと。プログラマーが開発ツール上でコードやコメントを入力すると、そのプログラムの文脈やコーディング規約に沿ったコードの候補を、Copilot が提案する。関数の実装や、単体テストを、まるごと提案してくれる場合もある。
・AIOps
AI(人工知能)や機械学習にビッグデータを学習させることで、IT業務の自動化、効率化を図る運用手法。大量のネットワークデータやマシンデータを自動的に分析し、パターンを検出することが可能。問題の原因を特定したり、将来の問題を予測できるので、脅威に対する予防や、運用監視の効率化に役立つ。2016年にガートナー社によって提唱されました。
・ローコード開発
ログラミングにおいて必須となる、ソースコードの作成や、開発作業を、ほとんど必要とせず、最小限の作業で、システム開発を進める手法のこと。主なローコード開発のプラットフォームとしては、サイボウズの「kintone」セールスフォースの「Lightning Platform」 Microsoftの「PowerApps」などがあります。
・CI/CDツール
ソフト開発を高速化するためビルドや、テストなどを自動化し、直ぐにリリース可能な状態にする手法。CI(継続的インテグレーション)は、コードに変更があると、ビルドからテストまで自動化する手法。CD(継続的デリバリー)は、テストをパスしたソフトを、自動で実稼働環境にリリースできる状態にする手法。「GitHub」や 「Jenkins」などがあります。
・API連携
APIを利用してアプリケーション間やシステム間で、データや機能を連携し、機能を拡張すること。Google Mapsは、地図表示に関するAPIを公開しているので、APIを用いて連携することで、自社アプリに、Googleマップを、実装することができる。「WebAPI」、「銀行のオープンAPI」などがある。
・WebAPI
Webページで使われる「HTTPプロトコル」を用いて、ホームページやシステム間用のインターフェースのこと。「REST API」と「SOAP API」の2種類あり。「REST API」は、Webのリソース(画像やファイル等) 固有のURIサイトへアクセスできる。「SOAP API」は、プラットフォームに依存しないため、メールのSMTPなど、任意プロトコルも使用可能。
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